蚕で探究 その⑨

周桑物語

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動物の命を守ることに自分たちの実験結果が役に立つ可能性があることを知り、この研究を多くの人々に知ってもらいたいという気持ちが強くなった高校生たちは、この技術を特許として公開すれば、活用してくれるかもしれないと考え、特許を申請することにしました。

ただ、申請には費用と専門知識が必要なので、自分たちだけでは到底果たすことができないことはわかっていました。

そこで先生に相談すると特許庁などが主催する「パテントコンテスト」というコンテストを紹介してくれました。

このコンテスは、高校生、高等専門学校生、大学生を対象に自ら考え出した発明を募集するもので、入賞者には、特許庁への出願手続を支援していただけるとのことでした。

高校生たちはすぐに応募のための書類をまとめて提出しました。その結果、「特許出願支援対象」となり、それから数か月間の書類作成期間を経て特許申請に至りました。

それからしばらくして、「拒絶通知書」というものが送られてきました。特許としては未完成であるとの通知でした。

それでもあきらめず高校生たちは、その拒絶理由を解消するために修正した「手続補正書」を提出しました。

それでも、また「拒絶通知書(最後)」という、これに対する手続補正が拒絶されたら申請は無効となることを意味する書類が来てしまいました。

しかし、それでも高校生たちは最後の「手続補正書」を先生方の手も借りながら完成させて提出しました。

そして、数か月後に審査官が「特許として認めてもよい」と判断された際に届く「査定通知」が届きました。

【蚕で探究 最終回に続く】

※この物語はノンフィクションです。