コックコートは、フランスの英雄であるナポレオンが着ていた「ナポレオンコート」が原型とされています。ナポレオンと言えば、「吾輩の辞書に不可能はない」の格言で有名ですが、「人は制服のような人になる」という格言も知られています。実際にナポレオンは制服の持つ力を重要と考え、制服を一新することで兵士のモチベーションと一体感を高め、困難な戦いを勝利へと導きました。コックコート、素敵でしょ?
松下幸之助さんは、松下電器産業(現パナソニック)の創業者であり、「経営の神様」と称される日本を代表する実業家です。経営理念を重視し、人材育成と顧客第一主義を貫いた彼の姿勢は、現代にも通じる学びを提供します。東予総合高校の総合学科産業マネジメント系列や、学科横断で実施する総合的な探究の時間では、「経営」についても学びます。リーダーシップや問題解決能力を育成し、経営者としての視点を養い、職業人としての資質の高めます。
「クリティカルシンキング」とは、物事をただ受け入れるのではなく、「本当にそうなのか?」と問い直し、多面的に考える力です。東予総合高校では、この批判的思考を探究活動の基礎とし、自ら問いを立て、情報を収集・分析し、よりよい解決策を見つける力を養います。この力を通じて、物事の本質を見抜き、柔軟かつ論理的に判断するスキルを身に付け、未来を切り開く創造的な学びを実現します。
東予総合高校アグリデザイン科の前身、丹原高校園芸科学科には、50年以上にわたり菊づくりに取り組む先生がいます。その先生が語る「菊づくりは人づくり」という言葉には、菊に真摯に向き合う姿勢が、人としての成長に直結するという教えが込められています。生徒たちは、菊づくりを通じて責任感や忍耐力を学び、自然と対話しながら心豊かに成長していきます。
東予総合高校の建築土木科では、カンナをはじめとする様々な工具の扱いを学びます。実作業や工具の調整・手入れをする際の真剣な眼差しには、未来の職人として一面が表れます。この丁寧な姿勢と道具への愛情は、細部までこだわる真の職人への第一歩です。また、この真剣な姿は他者を惹き付ける力を持っており、ものづくりの魅力の一つでもあります。