蚕で探究 その②
周桑物語

蚕で実験することに決めた高校生たちが次に検討したことは「何を食べさせるか」です。
蚕を巨大化することができれば、オオクワガタも巨大化することができるはず。そう考えて、巨大化物質を検索し始めました。
最初に上がった候補は、理科の時間に習った「成長ホルモン」です。高濃度で与えると大きくなるのではないかという考えからです。
それがいい!ということで入手のために薬局に問い合わせました。すると、「0.1 gで3万円です」・・・。
1匹の蚕が一生に食べる餌の量は100 gなので、この成長ホルモン1%を餌に添加するとしても1gが必要なので、1匹に30万円かかってしまうという事実が判明したのです。
これでは一攫千金どころか破産宣告となってしまうではないか!
そこで彼らは自分たちの手で入手可能で費用もかからない、海や山で採れる天然物質か、ごみとして廃棄されるものなかで成長を促す物質を探すことにしたのです。
【蚕で探究 その③に続く】
※この物語はノンフィクションです。